URB01 2015/06/20 着工
現場監督さんと一緒に建物の地盤面の高さを確認しました。旗竿部分に既存の土間コンクリートあるため、それを考慮して設定しています。
最初に地盤改良工事となるので、重機を搬入するための経路を確保するため門扉やブロック塀の控壁を撤去も行われていました。これから工事が本格的に始まります。
URB02 2015/06/22 地盤改良
地盤改良工事の施工状況を確認してきました。この現場では重機の搬入路が狭かったため、小口径鋼管杭での施工となりました。
旗竿地に限らず、狭小住宅では重機の搬入や敷地内での取り回しを考慮して鋼管杭となることも多くあります。
半地下部分は地中に埋まる杭が深くなるのですが、この段階では長く残しておき、後日基礎工事の根切りを行うのに合わせて余分な部分を切断します。
URB03 2015/07/07 配筋検査
配筋検査を行いました。ここ最近、梅雨空が続いていたので日程調整に苦労しました。
配筋検査は小一時間で終わりますが、しとしと降る雨の中で黙々と作業する職人さんには頭が下がります。
コンクリートの重みで鉄筋が垂れないように、ところどころ番線で固定してもらい無事に完了。
天気予報はまだ雨が続きますが週末にかけて回復するようなので、そこから段階的にコンクリートを打設していきます。
URB04 2015/07/30 上棟
上棟の進捗を確認するため現場へ。狭小住宅ならではの前面道路が狭いことによりクレーンでの施工が不可。
10mの距離がある旗竿部分から職人さんが木材を運び込み人力で組み上げていきます。
階高が最大3.6mあるので柱が105mm×240mmと梁並みのサイズとなるため職人さん泣かせの現場です。
URB05 2015/09/03 天窓開口
屋根の合板下地が完了し、大工さんが天窓を取付け中。3連の天窓をリビングの壁沿いの深い位置設けています。
天井の高低に抑揚をつけると共に、壁に反射された拡散光で満たされるよう意図しています。
リビングの高さ関係が最大の見せ場となる建物なので、今のうちから諸々と確認しながら進めていきます。
URB06 2015/09/07 瑕疵担保保険検査
瑕疵担保保険の検査がありました。しとしとと降る雨の中、耐力壁とホールダウン金物を確認。
いくつか漏れがあったので、現場監督さんに指示を出し完了。
現場の方は大工さんが二組に分かれサッシを取付け中。
検査の間にもどんどこ進み、あっという間にあちこちに窓が出来ていました。
URB07 2015/09/26 内部大工造作
大工さんによる内部造作工事。天井の下地を組み、断熱材を敷き詰めていきます。
壁はセルフビルドで棚板を取り付けるため、石膏ボードの内側に合板下地を設けています。
これからもまだまだ大工さんによる内部造作が続きます。
URB08 2015/10/05 ルーフバルコニーモルタル下地
ルーフバルコニー壁のモルタル下塗りを終えました。
ここから上塗りとなるのでざっくりとした仕上りですが、それはそれで良い感じです。
最終的にはアクリル樹脂系の仕上材で吹付け、全面的に白くなる予定です。
URB09 2015/10/20 梁現し
ダイニングキッチン天井の吹抜け部分に設置した梁。
建物は準耐火構造となるため通常は石膏ボードで被覆するのですが、木材の燃え代計算をして現しとしています。
この梁に照明をぶら下げたりして、建て主さん自らインテリアコーディネートする予定です。
URB10 2015/10/26 内部壁下地
内部の壁下地工事が完了しました。
この建物は塗装仕上げなので、ここから白の水性塗料で塗装を行います。
塗装後は光が壁で反射するので、今よりも明るくなる予定です。
URB11 2015/10/30 足場板フローリング
床足場板フローリングの塗装を行いました。
床仕上げでは普段あまり使わない、PRATT&LAMBERT製インテリア用のアクリル系水性塗料です。
年数を経ることで淡いグレーがエイジングされ、良い雰囲気が出てくると思います。
URB12 2015/11/08 施主検査
先日完了検査も無事に終了し、本日施主検査を行いました。
大部分が置き家具となるため、この状態では空虚感がありますが、その分さらに気積の大きさは際立ちます。
建て主さんにもリビングの開放感を喜んでもらえて、ここまでの苦労が報われる瞬間です。
URB
所在地:東京都世田谷区
主要用途:住宅
構造:木造在来工法 [準耐火構造]
階数:地下1階 + 地上2階
敷地面積:75.83㎡ [22.93坪]
建築面積:38.00㎡ [11.49坪]
延床面積:81.87㎡ [24.76坪]
XS,S,M,L
敷地条件:第1種住居地域・第2種高度地区・準防火地域
敷地タイプ:旗竿敷地・南側道路
住宅タイプ:狭小住宅・スキップフロアー・半地下
設計監理:sside architects [千倉 徳誠]