狭小住宅のメリット・デメリット ??

狭小住宅のメリットについて ??




■コストを抑えられる
 狭小地を選ぶことで土地代を抑えられ、家づくりの総額費用を圧縮することが可能です。
 地価が高い東京都23区内では200万円/坪を超えることも多いので、より費用対効果が上がります。


■立地の良い場所に住める
 気に入った街で生活を楽しんだり、交通利便性が高いところに住んで時間を有効に使うことができます。
 狭小住宅の中だけでなく、暮らしの範囲が街全体に拡がっていく楽しみがあります。


■建物のオリジナル性が高い
 狭小地の特性を計画の中に取り込むことで、小さい家でも個性的な建物をつくることが可能です。
 一般住宅よりも工事費の割合が高くなるので、デザインの自由度も高くなります。


■ランニングコストが割安
 敷地面積が小さい分、固定資産税などの税金が割安になります。
 建物の形状も単純なことが多く、外構の面積も限られることからメンテナンス費用も抑えられます。


■シンプルな暮らしが可能
 狭小住宅だからこそ身の回りに目が行き届き、無駄を減らした暮らし方ができます。

狭小住宅のデメリットについて ??


■坪単価が割高
 狭小住宅では3階建てや地下室でボリュームを確保することも多くなるため、工事費の坪単価は一般住宅よりも高くなる傾向があります。
 狭小住宅でも住宅設備機器の数はほとんど変わらないため、分母である坪数が少ない分、坪単価は高くなります。


■工事の難易度が高い
 敷地に余裕が少なく資材搬入や工程管理の制約が増えるため、柔軟に対応する施工力が求められます。


■階段での移動が多い
 通常の2階建てに比べ階段での上下移動が多くなるため、生活動線の検討が重要になります。


■住宅ローンの制限
 敷地面積が40㎡を下回る狭小地の場合は、金融機関によって融資が通らなかったり、融資条件が変わる場合があります。
 銀行等によって判断が異なる場合もあるので、面積だけで判断せずに一度相談してみると良いと思います。


■土地探しに時間が掛かる
 狭小地は一般に出回る数が少なく選択肢が限られるため、地域限定の場合は土地探しの期間が長期になる場合があります。
 エリアを拡げたり、土地探しの期間を長めに考えておくと良いと思います。